花巻市には宮沢賢治にまつわるものがたくさんありますが、その中の一つ。
「よだかの星」は「菓子工房しらはた」さんで製造販売しているお菓子です。薄いかりんとうのようなものに黒蜜がまだらにかかっています。
出典:森の店っこや~花巻特産品オンラインショップ
https://shop.kanko-hanamaki.ne.jp
まだらな模様が宮沢賢治の「よだかの星」に登場する夜鷹を連想させます。
黒蜜がかかっているところはもちろん美味しいのですが、かかっていないところもゴマの風味が良く素朴な美味しさがあります。
油で揚げているけれども、くどさがなく癖になる味です。
私はこってりずっしりした食べ応えのあるお菓子も好きですが、このような素朴で味わい深いお菓子も年々好きになっています。
母や友人へ贈り喜ばれました。
イトーヨーカドー花巻店の酒屋(マイスター&アカトー)にて、手のひらサイズほどのものが3枚入りで248円で購入しました。
他、オンラインショップ等で購入可。
宮沢賢治の物語に初めて触れたのは小学生のとき、教科書に載っていた「やまなし」という話でした。当時は、まったく意味が分からずちんぷんかんぷん。
その後、大人になって賢治さんのことをテレビで見たり(ブラタモリ等)、銀河鉄道の夜に触れたり、このお菓子をきっかけに「よだかの星」を知り…。
賢治さんの人柄といいますか、考え方や世界観が徐々に伝わってきました。また違う作品の賢治さんの世界に触れてみたいと思いました。